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2011年6月 8日 (水)

墜ちない飛行機?

2011年6月7日

富士重工業と東大、機体破損後の航空機の自動飛行実験に成功
~人工知能技術を用いたシステムにより、民間機を対象とした機体では世界初 ~

富士重工業株式会社(代表取締役社長:森 郁夫 本社:東京都新宿区、以下、富士重工業)は、東京大学(研究代表:鈴木真二、工学系研究科航空宇宙工学専攻教授、以下、東大)と共同で、飛行中に機体が破損しても安定した自動飛行が可能となる、人工知能技術を用いたシステムの実証実験に成功しました。民間機を対象とした飛行実証実験を成功させたのは世界初です。

航空機は高度な安全性基準のもとで設計、製造、運用されますが、まれに鳥衝突などによる破損が飛行中に発生する場合もあります。このような場合、通常はパイロットの高度な操縦技能により飛行を維持しますが、この研究は、そうした状況でも機能する次世代の自動操縦技術を開発することにより、さらに高い安全性を目指すものです。今回開発したシステムは、学習機能をもったソフトウェアにより故障の影響を吸収する自動操縦システムで、複雑な故障検知システム等を追加すること無く、機体破損のようなアクシデント後の安全性の向上に大きく貢献するものです。

今回の実証実験は、自動操縦中の実験機から右主翼の先端部約20%を分離・脱落させ、故障後もシステムの制御により安全に飛行を継続することを確認したものです(写真参照)。実験機は、小型ビジネスジェット機のスケールモデル(全長約1.4m)で、機体設計を富士重工業が担当し、飛行制御に必要なセンサーや制御用コンピューターの開発、ならびに機体製作を東大が担当しました。この実験機に、富士重工業と東大とでそれぞれ開発した、異なる方式のニューラルネットワーク(人工脳神経網)*1を用いた飛行制御ソフトウェアを搭載し、いずれの方式でも飛行実証を成功させました。

このプロジェクトは、社団法人「日本航空宇宙工業会」の取りまとめによる経済産業省の委託事業「航空機用先進システム基盤技術開発:先進パイロット支援システム」の一環です。また、システムの開発には、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の実験用航空機を活用しています。

富士重工業はスバルのブランドステートメントConfidence in Motion でお客様への「安心と愉しさ」の提供を掲げ、先進運転支援システム「EyeSight」を開発するなど、安全の追求をブランドのテーマの一つとしています。航空宇宙分野においても、今回の研究プロジェクトへの参加などをはじめ、革新的な飛行安全の実現に向け取り組んでいきます。

*1 生体の脳神経機能を模した情報処理手法の総称

飛行中に主翼の一部が分離しても飛行を継続する様子 (写真提供:東京大学)

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コメント

地味な技術ですが必要な技術。コツコツと積み上げていくところが富士重工の社風でしょうか。派手なホームランはないけど、バントとヒットで点を稼ぐという感じでしょうか・・・・。

三太郎さん

ADAから始まるアイサイトであるとか、自動離着陸、今回の機体破損後の自動操縦とか・・・。

本当に地味ですが実は車社会や飛行機の安全性を大きく向上させる素晴らしい技術ですよね。

わかる人にはわかりますから、こういう社会に貢献する企業はいろいろなところで助けられ存続していく気がします。

この記事、本当にうれしかったです。

いいなぁ、富士重工。

この調子で原発事故に対応した作業員の被爆をなくせるようなロボットとかの開発やってくれないかなぁ・・・。

 この記事ネットで見つけたとき、STELLA55さん喜ぶだろうなーと思っていました。

現在本当は安定して飛行できないような形状のステルス機でも安定させる自動制御技術があるのですから、人が勘でやるより安全なのでしょう。

地道にアイサイトような技術が普及することも大事ですよね。今後はステアリングも含めての制御が認可されれば進化していくのでしょうねクルマでも。

楽しみです。久々に未来を見ました。

福太郎さん

うれしかったです。
この技術が進んで3舵とエンジンコントロール協調制御できれば、日航ジャンボの事故のように完全に油圧が抜けてもエンジンコントロールだけで不時着できるかも知れない・・・とか考えて感動してしまいました。
イラクではDHLの貨物機がミサイルで撃たれて完全に油圧が抜けた状態でエンジンコントロールだけで奇跡の生還しています。
それが普通のパイロットでできるようになる可能性がある・・・すごいことです。

アイサイト乗ってクルーズコントロールで走ってみると、本当に高速道路ではあとステアリングだけですよね。

本気でやればインフラ側にも多少の設備はするとして5年もあれば高速道路の自動運転できそうです。

お役人さんや政府や悪徳?弁護士がわけのわからないこと言わなければ可能だろうなぁ・・・。

まあ、できること頑張りましょう。

御巣鷹山で親類を亡くした身としては何だか感慨深いニュースでした。ついにここまで来たかと・・・。
おっしゃる通り、垂直尾翼が脱落しても安定が失われなければ、もし今後あのような事態になっても多くの命が救われます。
今回の試験は主翼の脱落を想定していましたが次回は尾翼等脱落した状態で試験してほしいです。

三太郎さん

そうでありましたか・・・

飛行機、どんどん安全になってきましたがそれでもアクシデントは起こる・・・。
そのとき最後の砦としてのこういう技術、本当に大切だと思います。

私はコストというものは本当に大切だと思います。
どんなに安全な高性能車もごく一部の人のためだけではどうしようもない。

その点、スバルのアイサイト10万円は素晴らしいし、この技術も基本的に制御系に介入する技術で機体側の大幅改修を必要としない、もしかしたらレトロフィットもできる(ローコストな)素晴らしい技術ではと思います。

本当にあらゆる事態を想定して進化していくといいですね。

富士重工や鈴木先生のご努力に期待します。

側面支援は・・・スバルに乗り続けます!

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