BRZ RA Racingのチューニング内容を備忘として記入します。
ブレーキ・シート関係以外は全てSTIモータースポーツ品番パーツで構成しました。
パーツ取り付け
・フレキシブルタワーバー取り付け
ブッシュ・マウント類交換
・ストラットマウントF交換
・エンジンマウント交換
・ミッションマウント交換
・ロアアームブッシュ交換
・ラテラルリンクブッシュF,R交換
・リアアッパーアームブッシュ交換
・トレーリングリンクブッシュ交換
・リアスタビライザーリンクブッシュ交換
・サブフレームブッシュ交換
・ステアリングギヤボックスブッシュ交換
・デフブッシュ交換
バネ・ダンパー交換
・STIスプリングセット
・STIダンパーセット
クラッチ交換
・クラッチディスクSTI
・クラッチカバーSTI
ブレーキ関係
・エンドレスパッド SS Sports F,R
・ブレーキオイルRf650
シート
・RECARO TS-G
タイヤ・ホイール
・ホイール ENKEI TC-5 16インチ PCD100 インセット48ミリ
・タイヤ BS POTENZA RE-71R 205/55 R16(去年までのレギュレーション対応タイヤ。今シーズンからはBS POTENZA 12D)
BRZ RA Racingは30万円上がっても良いから、ブッシュ・マウント類、クラッチは初めからこの仕様で良いと思います。シート、ダンパー等はオーナーによる選択で。
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チューニングによるメリット。
・駆動系の揺れ、半分以下に。しかしアイドリング時のステアリング振動は無し。
・ステアリングインフォメーション大幅向上。
・アライメント調整も含め直進安定性の大幅向上(S207よりはるかに良い。)
・よくできたボディの性能がフルに生かせるようになった。
(ノーマルではボディとサスの間の柔らかいゴム類によりサスとボディの一体感が損なわれていたように思える。)
・ダンパーの短さを補う強力なダンピング。メリハリある乗り心地でこちらのほうを好む人も多いかも。
・クラッチはあいまいな感じが消え去り、WRX STIのノーマル程度の感じになったが、日常の使いやすさは失われず。30パーセント程度踏力は重くなったが全体とはよくマッチして乗り易い。
・ブレーキは実はブレーキに最もきつい本庄等のミニサーキットでも開き等気にせず、遠慮なく踏めるようになった。制動力は205/55 R16のポテンザRE71Rによくマッチし、ABSの過剰介入もなく適切と思える。
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チューニングによるデメリット。
・サーキット走行経験者には走行上のデメリットは感じられないのではないか。
・各パーツの寿命は走行条件により極端に短くなる可能性あるので定期的メンテナンス必須。
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BRZノーマルユーザー視点でのデメリット。
・全体的にNVH悪化。しかし大幅な悪化ではない。
・特にシフトダウンして減速時のエンジンブレーキに伴うミッションあたりからの雑音は気になるかも。
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今後の課題
・GRBから転用の古いRECARO TS-G(ちょっと癖のあるシートです。)はシートフレームはBRZ用に交換するもドラポジ等検討の必要大。
86/BRZレース車両を参考にして新シート導入検討必要かも。
・油脂類の検討必要。現在夏季の負荷も考え5W-30を使用しているが、0W-20でサーキット適正あるオイル等情報収集必要。他、ミッションオイル、特にデフオイルの検討必要。
・リアデフ、トルセンデフで行くか、機械式に交換するか。純正トルセンデフでは制御上の問題は全く発生せず、性能上も問題ないと感じるが寿命が短そう。
まとめ
とにかく適切なメンテナンスが受けられるかどうかが勝負だと思います。
肝心なところはアライモータースポーツさんにお願いするとして、日常はそれほど重度な整備が必要とも考えられませんが、モータースポーツ経験が全くないディーラー・整備の方では難しいところも出てくると思います。
86/BRZレース、トヨタ系では自社で参戦のディーラーも多く、ノウハウあるようですがスバル系ではほとんどありませんので難しいかも。
私自身で軽整備はできるようにする必要があります。
車の奥深さが改めて実感できたのは大きな収穫でした。
BRZを通して改めて車の基本を確実に学んでいけそうで、EVになろうが一朝一夕で車というものは開発できるものではないとこころから感じました。
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