Cold War. 狂気の時代の爆撃機。
背景はコンソリデーテッドB36 ピースメーカー。初飛行は1946年。
レシプロ四重星形28気筒!の6発エンジン。補助ジェット付。
空冷で四重なんて後半の気筒は冷却できたのか・・・。
映画”博士の異常な愛情”で有名な機体です。
映画”戦略空軍命令”で有名な機体です。
中島飛行機の富嶽もほぼこのレベルの機体であることを考えると、当時の日本では実用は無理で完成したとしても1950年代になってしまいそう・・・。
マグネシウムを多用した胴体など数々の技術的特徴もありますが、大きすぎ、鈍重すぎで、早期に退役になりました。
ボーイングB47。
初めてエンジンポッドでエンジンをぶら下げて翼のたわみ構造を実用化した、エポックメイキングな機体です。
日本にも前線?配備されていたようで富士山とB47の写真は有名です。
この機体は、のちに”親子三代のパイロットがいる”という超長寿命のB52にダイレクトにつながっていきます。
デルタ翼大好き?コンベア社の開発したB58 ハスラー。
F104やF4ファントムにも使われるJ79エンジン4発のマッハ2級爆撃機。
機体下のポッドは増槽タンク兼核爆弾搭載用。
核爆弾積んでソ連の防空網を高高度マッハ2で突破して・・・という機体ですが、対空ミサイルシステムの劇的な進歩でいくらマッハ2と言え高空侵攻では被撃墜確実ということで早期にリタイヤしました。
機体強度もギリギリで旋回にはものすごく大きな半径が必要だったようです。
右下に見える航空・音速からの脱出用カプセルを兼ねたシートなど、画期的な試みもみられました。
冷戦初期の爆撃機ですが、このあたりもセンチュリーシリーズに通じる危うさが垣間見えて面白いです。
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