TCシリーズの意義。TCは楽しいよ。
以前保有していたGRBは車体価格と同じくらいのチューニング費用をかけました。
試行錯誤で富士スピードウェイで走ってきては部品を付けたり外したり取り替えたり。
エンジンだけでもECU交換、タービン交換、冷却系全交換。
上を我慢して下のトルクを上げたラリー仕様のエンジン。333馬力、49kgf・m。
同じ測定方法でTC380は380馬力、52kgf・m。
インジェクターの能力いっぱいいっぱいの極めて精緻なチューニング。
TC380は歴代のワールドクラス競技車と過去何百台もの私のGRBのようなEJ20チューニングの経験から得られたノウハウの集大成によってチューンされています。
ディーラー保証が付く、非常時にはレギュラーガソリンが使える抜群の信頼性と共に。
TC touringのFA20DITも上市から6年。十分なチューニングノウハウが溜まってきたのでしょう。
その集大成としてのTC touringのエンジンチューン。
TCシリーズは沢山のチューナーさんやオーナーさんの汗と涙と歓喜と・・・歴史と経験が詰まった車。
特にTC touringは特別なチューニングの知識がなくても誰しもがチューンドFA20DITの高性能を、リニアトロニックCVTの潜在能力を感じ取れる車。
クルマの価格に値するような費用、とんでもない時間と神経を使ってやっと得られる満足が新車価格+60万円弱で得られる。
これがTCシリーズの、TC touringの価値。
一番手のかかるエンジン関係の完成度の高さから弄る必要はなくて、あとは自分の好みで変えていける。
チューニングカーって、何年でも飽きずに持っていられるのです。日々進化していくから。
一度この世界を体験すると、気に入る人は本当に楽しいカーライフが待っています。
下取り価格を気にして汲々とすることはなくなり、自分とアライモータースポーツのようなチューナーさんで「車を育てる」ことができます。
STIのコンプリートカーは素晴らしいです。私のS207NBRもノーマルですが5万キロを超えました。
でも世の中には走行距離数千キロのS207NBRが沢山あります。投資対象とされてしまったとても可哀そうなS207NBRです。
TCはね、投資対象なんて考えないで自分の好きな車に仕立てていく楽しみが本当にある車です。
ガンガン走って、一番大変なエンジン関係は弄る必要ないくらいの完成度の車なので、サスやタイヤにお金をかけて。
またガンガン走って、フィードバックしてサスセッティングを弄って。
たまには失敗して悩んでまた弄って。
TCシリーズは本当にオーナーと一緒に楽しんだり苦しんだりしながら育っていく車。
TC touring、まだ何台か注文できるそうです。自分好みにチューニングできる最後の世代の車。
TCは楽しいよ。
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コメント
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STELLA55さん
本当に熱く楽しんでいらっしゃるのが良くわかります。GRBでのサーキット走行…大変な投資をされて造られたクルマだったのですね!パーツ交換で目に見えて変化したときは感動も大きいです。昔を思い出しました。
TCはお膝下ならではのディーラーコンプリートカー。S207、S208も中古車サイトを見るとかなり高額な提示金額でアップされています。STELLA55さんのように使い倒していらっしゃることはクルマ自身も喜んでいることでしょう。KITさんのブログを覗かせていただいたらレオーネがたくさん並んでいてこれもまた感動しました。ダートラでもサーキットでもまだまだこういう仕事をしているショップさん、頑張ってもらいたいです。
昨日、国見付近通りましたがノリ面崩れていて焦りました(汗)
投稿: HAZ | 2020年7月30日 (木) 12時39分
HAZさん
HAZさんならよくお分かりでしょうが、車は少し変えるだけで印象ががらりと変わったり、面白いものですね。
これだけCAEが進んでもなかなか思い通りにならない。
太田周辺はアライモータースポーツさん、Symsさん、KITサービスさんなど信用できるショップが多くてスバル弄りには最高の環境です。
クルマは走らせてあげたいです・・・。
ありゃ、ノリ面・・・夏も冬も結構手ごわい難所ですね。
投稿: STELLA55 | 2020年7月31日 (金) 00時07分