モリゾウの本気。スバルの、サプライヤーの本気。GR86/新型BRZ。
GR86・新型BRZはトヨタ(モリゾウさん)とスバルとサプライヤーが本気で作りました。
マフラーのタイコとバンパーの間にアルミの凝った遮熱版。
バンパーは通常PP(ポリプロピレン)で作られていて自動車用だと耐熱温度は100℃以上。
通常走行では走行風もありこんなアルミの遮熱版なんて必要ありません。
サーキットを徹底的に走った(もしかしたらモリゾウさんご本人?)結果、量産ギリギリで追加されたそうな。
多分富士スピードウエイのショートコースだろうな・・と勝手に想像します。
マフラー、夜なら鈍くピンク色に染まっていたのだろうな・・・。
私も昔はGRBで相当走りましたが、あらゆるところの熱害対策終わるまで大変でした・・・。
大会社(超)のトップ?がサーキットを実際に走ってダメ出しして、メーカー、サプライヤーが超特急で対応して。スポーツカーの開発は本当に面白いです。GR86/新型BRZは世界でも有数な本気のスポーツカーです。
GR86/新型BRZにはエンジン・ミッション、ボディーにシャシーにサスにあらゆる構成要素にこんな話が満載です。
TOYOTAとSUBARUとサプライヤーが本気で作った、リーズナブルなランニングコストで普通の生活も普通にできるリアルスポーツ。
しかも実際にぶつかった時の物理的衝突安全性能はこれも多分世界でもトップクラス(MTはアイサイトの類がないので安全性評価ではこの分ひかれてしまいますが)。超高強度のホットスタンピングパーツや超ハイテンを使いまくり。
GR86/新型BRZってブレーキパッドやブレーキオイルといった必要最低限のサーキット対応だけで普通のノーマルスポーツ車では数周で走れなくなる富士スピードウエイの夏のショートコースを延々と走れてしまうのだと思います。
馬力も必要十分な等身大のリアルスポーツ。それがGR86/新型BRZ。
紹介:富士スピードウエイショートコース。
GR86/新型BRZが相当走り込んだと思われるコースです。
全長810~920m。最大下り5%/最大上り8%。
エンジン全開・フルブレーキングの連続、上り下りがきつくて各部冷却の場所がなく、夏のFSWショートは車にとって地獄です。
インプレッサWRX STI(GRB)ではラジエター交換、レース用ブレーキシステム装着でようやく連続で走れるようになりました。それでもリアデフが燃える寸前までいったり(汗)
真夏に良くこれだけ走ったもんだ・・・と少し年を食った今は思います。
GR86/新型BRZは、本当にブレーキパッドとブレーキオイルをサーキット用に交換するだけでこれくらいは走れてしまうと想像します。
モリゾウさんの車に対する(特にリアルスポーツカーへの)熱意は本物です。
« 新型レヴォーグの凄さ。 | トップページ | 備忘:コロナワクチン二度目接種と副反応。 »
STELLA55さん、おはようございます。
モリゾウさん、STELLA55さんと同様に本当にクルマとクルマの運転が大好きな経営者でいらっしゃいますね。
今朝ほどこんな記事を読みました。
https://toyotatimes.jp/insidetoyota/162.html
会社ですから何から何まで順風満帆ではないとは思いますが、この社長が引っ張るトヨタは強いと思いました。
投稿: MABE | 2021年8月27日 (金) 08時21分
用品開発、特に空力系は追いついてないですね。covid19の影響でしょうか。
投稿: 代田 敏洋 | 2021年8月27日 (金) 15時39分
MABEさん
記事ご紹介ありがとうございました。
中身はもちろん、トヨタタイムスってマスコミや広告の在り方を変えていってしまうような試みかもしれませんね。
私も車は好きですが、モリゾウさんはけた違いにお好きだといつも思います。
投稿: STELLA55 | 2021年8月27日 (金) 18時07分
代田さん
社長のほうがお詳しいとは思いますが、微妙に用品開発の方針が変わったような気もします。
”素の”空力性能が向上したり、制御系が複雑化したりもあるのだと思いますが、今までのような自由は無くなってくるのかもしれません。
投稿: STELLA55 | 2021年8月27日 (金) 18時13分