世界はちょっと狂ってる。SAF(持続可能航空燃料)への疑問。
流石に中長距離航空機は電動化や水素化が難しいようでSAF(持続可能航空機燃料)への移行が考えられています。
日本にも推進組織があるようですが、TV番組の中で「廃油(飲食業からの)調達見込みは・・・」とか聞いてショックを受けました。
結局植物性の油から航空燃料を作ろうとしているのか・・・。
私は人口光合成などから燃料を作る遠大な計画でもあるのかと思っていたのでものすごく残念でした。
そんなことやるのならそのための資金を投入してターボファンジェットエンジンの燃焼温度をさらに上げるなりファンの効率を上げるなりの研究を続けて燃料消費効率を上げていったほうがよっぽど良い。
世界はちょっと狂っている、と感じました。
オバマ政権の時にトウモロコシから燃料アルコールとか環境関係に膨大な援助をしてそのほとんどが雲散霧消したことをもう忘れてしまったのでしょうか。
※写真と本文は関係ありません。
備忘:日本国内食料油消費量 114万トン/年。24万トン国内生産 90万トン輸入。
食用廃棄油が40万トン回収できるとしてSAFに精製できるのは・・・どうでしょう?30万トンとして。
ボーイング777の満タンはジェット燃料140t。30万トンのSAFなら2142回満タンにできる計算。
一機のB777がアメリカ1000往復強。
ということは日本の食用廃棄油から年間30万トンSAFを精製しても3機のB777が毎日アメリカ往復すれば終わり。
トウモロコシ等から油をとれば飼料・食料不足になるだろうし。
SAF・・・詐欺に近いんじゃ・・・。
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