アメリカは他国のために血を流さない。音響測定艦 あき。
真珠湾攻撃から81年。”パックス・アメリカーナ”の時代も移ろいつつあり。
オバマ大統領が「我々はもう世界の警察官ではない。」宣言。
トランプ大統領、「各国の防衛努力は足らなすぎる。ただ乗りだ。GDP2%以上の防衛予算を要求する。」
バイデン大統領、「アフガニスタンから即時撤退。あとはアフガン政府軍に任せる。」
ウクライナ情勢「アメリカは武器供与等各支援は行っているが、アメリカ軍は(公式には)一人も直接参戦していない。」
事実を羅列してみると本当に「アメリカは自国のため以外の対外戦争はしないのだな。」と思います。
音響測定艦 あき:
2021年3月就役。
なぜ唐突にこの艦が出てきたのか不思議に思われるかもしれませんが、ひびき級3番艦となるこの艦は結構大きな意味を持っています。
以前から「このクラスの3番艦建造が日米同盟の試金石」と一部で言われていました。
この艦は音響測定艦といってSURTASSというアメリカ製の長大な聴音アレイを引っ張りながら低速で航行します。それが故のSWATH(半潜没船体)。目的は海中音響状況の計測。もちろん潜水艦の音紋採取なども含まれると思われます。最高機密情報を扱う艦。
真偽はわかりませんがSURTASSのオペレーションは米軍人(ないしは軍属)が行っていて自衛隊はタッチできない、などの噂が流れているくらい機密度の高い艦です。
この艦の建造等で日米同盟を強化しながら、実際の戦闘で米軍の血を流さない「自らの地は自らで守る、努力をする。」というのが昨今の防衛費増加の話につながってきています。
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