なんとかの一つ覚えの太陽光発電だけじゃなく・・・
なんかなんとかの一つ覚えみたいに太陽光とか騒いでいるけど・・・
エネルギー供給には冗長性が必要だと思います。
このグラフは面白いです。
グラフはすべて日立製作所HPより。
オイルショック前の各種発電の構成と2008年度の比較。
1973年には石油火力が73%、再生可能エネルギー(水力)が16%。
2008年には石油火力12%、原子力26%、石炭火力25%、LNG火力28%、再生可能エネルギー8%。
石油火力が原子力、石炭、LNGに変わったのがよくわかります。
原子力、LNG発電はよく聞きますが、石炭発電がここまで延びていたのには驚きました。
そういえばアメリカの勤務先も石炭火力からの電気買ってます。
多くのエネルギー資源が偏在している中で、どこでも手に入りやすいのが石炭。
石炭の欠点はCO2排出量。
ダントツに大きいです。
しかしこれが高効率発電によって減ったら?可能性は大きいです。
超々臨界圧とか難しい・・・ですが、CO2排出が減れば石炭火力の潜在能力大だと思います。
現在でも効率的な日本の石炭火力発電。それがさらに効率的になったら・・・楽しみです。石炭は国内でも産出します。
たとえば財政破たんした夕張市、今回の震災、原発事故で多大な被害を被っているいわき市、九州の飯塚市。
国内採炭も可能でそうなれば上記地域にも大きなプラスとなるでしょう。有事の保険にもなります。
日本からエネルギー輸入で出て行っている膨大なお金が国内にとどまり、使われれば経済効果も大きいでしょう。
太陽光!とどこかの声の大きい方に煽られないで、きちんと国のエネルギー政策を見つめること、大切です。
太陽光パネル、国内生産ならまだしも、設備投資抑制でどうせ中国や韓国からの輸入になるでしょうから国内の雇用には貢献しないし、また発電全量買い取りなどやったら私たち全員が電気量値上げで一部企業に貢ぐだけです。あほらしい。
製造業の立場から言うと、太陽光や風力だけで工場動きませんし。
バランスあるエネルギー政策お願いします。
« WRXSTI マン島 TTコースレコード・・・ | トップページ | モンスター田嶋 61歳 »
エネルギーは多様化させた方が良いですね。私が今回の災害で考えたのは大きな発電所ではなく、小さな発電所を沢山置く方がいいのでは?という事でした。
エネルギーのローカル化。太陽光や風力は安定性が悪いですが小型水力(水車ですね)が良いものが出来ているようです。工場を動かすには大きな出力が必要ですが地方の小さな自治体などはローカルエネルギー化のアイデアはアリではないでしょうか。
そういえば昔、石炭の液体化の研究を行っていた友人がいました。
投稿: 三太郎 | 2011年6月28日 (火) 11時27分
三太郎さん
産業用で何千キロワットと考えると、頭が火力になってしまうのですが、地域で考えると小型水力いいですよね。干ばつにならない限り24時間発電できる。
ベースは小型水力、ピークに太陽光発電や小型ガスタービンで補完、のようなコミュニティーなら住みたいです。
人口三千人の山間の町、高速通信インフラ完備で小型水力を中心としたエネルギーほぼ自給・・・いいなぁ・・・ついでに食料も自給できれば居住希望者殺到かも。
投稿: STELLA55 | 2011年6月28日 (火) 15時17分