新型フォレスターに乗ってみた。これは超一級SUV。
大開口部。リアゲート周りはボディ剛性上げるためにはがっちり作りたい=大開口部は作りたくない、と普通は思いますが、新型フォレスターはこの幅を出してきた。
乗りだしてみても、これだけの開口部があるボディながら、ボディ剛性はスバルの中でもトップクラスだと思います。これは凄いことです。
ラゲッジ容量も十分、しかもスペアタイヤは標準装備です。
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試乗開始。試乗車は新型フォレスターPremium。
エンジンスタート時点でインプレッサG4に比較して明らかに振動が少ないし、直噴エンジンなのにガラガラ音は全くしない。
シフトDへ、発進。(写真は展示車のX-ブレーク)
ああ!CVTとエンジンのマッチング最高。全く違和感もなく高度に統合制御された感じでスッと発進。
ステアリング剛性、自然さ、S207より上かもしれない。
ディーラー前の4車線道路へ。左右確認してステアリング左に切りながら強めのアクセル。
前輪全く暴れる気配もなし、極めてリニアにステアリング操作に沿って左折してくれる。
このあたりちょっと私のBRZ RA Racingのよう、背の高いSUVなのに。
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直進、低速でアクセルオン。新型インプレッサG4で見られたエンジンとミッションが迷いっあっているような(エンジン、ミッションマウントが柔らかすぎるような)感じは微塵もなし。
高級車の多段ATのようなマナーで、しかもシフトショックは全くなく、ただスピードが上がっていく。
視界はスバル標準で極めて良好、さらに周囲警戒?デバイスはフル装備。
アイサイトも現行スバル車最高レベルでS4やレヴォーグと同じかそれ以上。
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路面が荒れようが轍があろうが車内は極めて平和。タイヤ→サス→ボディで不快な振動をすべて消してくれて、路面のインフォメーションだけが残る。
ブレーキも強めのサポートは入りますが基本的に踏力に応じて制動力が発生するので、S207から乗り換えても違和感がない。インプレッサは想定ユーザーに合わせてか、若干オーバーサーボ気味と感じます。
試乗を終えて、これが真のSGPの実力だと感じました。ほんの短い試乗でここまで自分の素晴らしさを訴えかけてくる車は過去に経験がありません。
PCDは114.3の5穴です。
これでBRZ、インプレッサ、XVはPCD100、
レガシィ、アウトバック、WRX STI、WRX S4、レヴォーグはPCD114.3と区分けは明確になりました。
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デザインはコンサバだと思います。でも毎日長期に使う車はそれが良い。
デザインの質自体は十分以上に高いです。
フロント
サイド
リア
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内装はものすごく快適、かつ使い勝手が良さそうです。
なかなかスポーティーかつ使いやすそうなコックピット。
なんとX-ブレークでメモリーシート標準・・・。
ものすごく広くなったリアシート。
ありゃりゃ、リア吹き出し口にシートヒーターに2.1AのUSBが二つ。
X-ブレークですよこの車、プレミアムじゃないのですよ・・・凄いなぁ・・・。
ライトサイドのロゴ。BRZにもあります。これ結構カッコいいです。
これでこの価格・・・新型フォレスター、スバル渾身の一台だと思います。
この車は、装備・安全装備も盛りだくさんですが、何より車の本質、「走る、曲がる、止まる」が極めてしっかりしていることがはっきりわかります。
スバル、最高の一台を送りだしてくれたと思います。
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コメント
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STELLA55さん
こんばんは!今日は昨日と違って仙台は過ごしやすかったのですが、北関東以西、地獄のような暑さだったようで…お身体大丈夫でしょうか?
フォレスター、SGPのおかげで広く快適な空間を持ちつつ走行性能も進化したようですね。大変申し上げヅライのですが、僕の家族車、ヴェルファイアの代替ですが、車検到来月とフォレスターの発売が合わなかった事、最新のディーゼルターボエンジンに興味が出た事、3月のMCで190PSにパワーアップ、装備も充実した事から広島製、SUVにいってしまいました。僕的には、e-BOXERに興味があったのですが…SUBARU2台体制にせず申し訳ありません。悪路走破性能は、XMODE装備のフォレスターが格段に優っていると思います。DEのトルク感とDPF装備で極限までPMを押さえ、黒煙が全くでない最新のDEもなかなかです。CX-5 XD Lパッケージ360度ビューモニター付になります。マツコネの精度と、パワーシート、リアゲートなどの電装関係のモーター音がうるさく安っぽさが気になる事と、パワーシートのオートスライドアウェイが無い事が不満でした…
投稿: HAZ | 2018年7月23日 (月) 20時50分
HAZさん
気温は40℃超えでしたが湿度が40%台でなんとか過ごせました。
CX-5 XD L!良い選択されたと思います。
フォレスター研修で、各SUV比較試乗したセールスの方が、フォレスター以外ならCX-5一択とおっしゃっていました。
マツダのDEとスバルのFLAT4と。
HAZさん、やっぱり通ですね!
装備品品質はトヨタが圧倒的なようで、トヨタ車から買い替えた方々は皆さんそう感じられるようです。
会社にあった初代アルファードの”リニアモーターカーテン”には感動しました。
投稿: STELLA55 | 2018年7月24日 (火) 11時38分
STELLA55さん
群馬、40℃!暑いですね(汗)お気をつけください。
フォレスター、待てば良かったかな…SUBARUは日本国内で発売しませんでしたが、BOXER DEあれば…僕は仕事柄大型トラックにも関わるのでDEには免疫があります。最近の大型トラックは追従クルーズコントロールなども装備されドライバーの疲労軽減にも貢献してると思います。CX-5は、フロントガラス投射のHUDがあり情報が映るため便利です。世界的には電動化への流れ、敢えてDEを造り続ける姿勢に好感が持てました。もちろん、BOXERにこだわるSUBARUもしかり。そんな、マスプロダクトメーカーが好きです。DPFのメンテなどみんカラでいろいろ書き込みありますが、特に問題ありません。XV、フォレスター、アウトバック、レヴォーグとかなり悩みました…
オットーサイクル、ディーゼルサイクル、ブレイトンサイクル全てドイツ発祥ですが内燃機関を無くさないで欲しいと願うばかりです。リニアモーターカーテン‼︎
投稿: HAZ | 2018年7月24日 (火) 21時28分
STELLA55さん、HAZさん、こんばんは。
フォレスターの試乗記ありがとうございます。
やっぱり新型は素晴らしいんですね。
国内からも海外からも「何でターボがないの?」との意見がたくさんあると聞きますが、クルマの性格からしてもこれは直噴のNAで大正解ではないでしょうか。
是非多くの方に試乗していただきたいですね。
B4でも未だに感動するスバルのCVTはSUVのフォレスターでもピッタリなんですね。
多段ATに比べれば部品点数などコスト面でも優位性があるかもしれずすごいことだなと思います。
内装もいいですね。
フォーマルなクルマではないのでオレンジのアクセントがとても良く似合っていると思います。
さてこの暑さはクルマにも過酷なようでして、一昨日うちの会社のクラウンがトラブりました。
午前中は順調に走っていて、休憩後にエンジンをかけたところエアコンが利かず水温計がHまで上がったと言うことでした。
何とか帰ってきまして工場で調べましたら二つある電動ファンの一つが動いていなかったそうです。
そのために35度近い気温でのアイドリングでは一気に水温が上がったということでした。
でも何とか走行すると走行風で冷却ができたので帰ってこられたようです。
私たちの仕事は待機が多いので他人ごとではなく、昨日からは朝一番でアルファードの二つの電動ファンの動作を確認しております。
ところで暑さの影響もあるのか高速道路でも事故が多く、トラックがノーブレーキで追突しての大事故も続発しています。
お客様を乗せてそんな事故に遭う訳にはいかず特に後ろに注意して走行しておりますが、今日の午後高速湾岸線の東行きでいきなり真ん中車線と追い越し車線に毛布らしき落下物が十枚以上見えました。
私は追い越し車線に居て後ろのクルマとは少し距離がありましたが、90km/hぐらいでブレーキを踏みながら一気に一番左まで車線変更するのは相当緊張しました。
交通量は少なくなかったのですが渋滞はまったくなく、直前に落とされたと思います。
非常に危険なのでお客様に断ってすぐに#9910に通報しました。
事故を絶対に起こさないのもクルマを愛する者としての義務だなと思っております。
投稿: MABE | 2018年7月25日 (水) 21時20分
STELLA55さん、おはようございます。
横浜にも台風が近づいていますね。
今日、同僚が千葉のゴルフ場へお客様をお送りする予定だったのですが中止になったそうです。
ゴルフ向きの天候ではありませんね。(笑)
さてお客様のアルファードが横浜ベイクオーターの駐車場にあるので毎日何度かこの駐車場で停まっているクルマを何気なく見ています。
昨日停まっている現行カムリを見ておりましたらホィールに何だか違和感が。
スチールホィールにホィールキャップでした。
調べましたらタイプXというモデルはこれが標準。
でも2.5リッターエンジン+ハイブリッドでシステムとしては178馬力、車両本体価格が330万円近いクルマがスチールホィールとはちょっと驚きました。
プリウスでもスチールホィールは設定がありません。
バネ下重量が多少かさんでも数千円のコスト削減で「カムリは330万円を切る3,294,000円から」としたかったのでしょうか。
似たような車格のクルマが複数ある大会社の難しさだろうなと思った次第です。
新型クラウン、既に7万台も受注したそうですね。
写真では何だかしっくりこないと思いましたが、もう横浜ではかなり走っていますので実車を見ますとこれはとてもバランスが取れた良いデザインと見受けられます。
全幅が1,800mmに抑えられていることもあり、レクサスのいかつい顔は好きじゃないと言うお客さんがこちらを選ぶことは十分に考えられるなと思いました。
スバルとは関係ない話題で失礼しました。
投稿: MABE | 2018年7月28日 (土) 10時38分
HAZさん
MAZDA、内燃機関では基礎研究からきちんとやっているイメージで、今や世界有数の技術を持っていると思います。
スバルはAWDのノウハウが実は膨大で、それに合致するからこそのボクサーエンジンかも。
CX-5、競合車試乗した営業の方が、フォレスター以外ならCX-5一択、とおっしゃっているくらい良い車だと思います。
MAZDAとSUBARU、頑張ってほしいです。
投稿: STELLA55 | 2018年8月 3日 (金) 09時28分
MABEさん
B4でNAエンジンの洗礼?を受けてから、ターボにこだわらない人間になってしまいました(笑)
フォレスター、ノンターボで正解だと思います。
この暑さは車にも効きますね・・・機械ものにとって冷却は勝負のところがありますので、電動ファン1つダウンはきつそうです(汗)
トラックこそアイサイト様なものを標準にすべきだと思いますし、古い車にもレトロフィットできる衝突軽減に絞ったレーザーセンサーでブレーキを作動できるくらいの簡単なシステム開発が不可欠だと思います。
道路の落下物へのご対応、流石です。
前後車間距離の維持と常に自車状況を確認しながら運転なさっていることが解かります。
車でも一般生活でも、”自分の身は自分で守る”意識が重要だと改めて教えていただきました。
ありがとうございます。
トヨタ、あれだけの大会社が(またそれ故に)厳しくコスト管理をする姿に驚きます。
カムリもクラウンも最高の実用車だと思っていますし、それをわかっているトヨタはやはり凄いです。
投稿: STELLA55 | 2018年8月 3日 (金) 09時53分