悲惨な市街地での事故防止装置の提案。
アクセル、ブレーキの踏み間違いが原因と思われる悲惨な事故が連続しています。
アイサイトなどの衝突軽減システムは後付け不可能ですので既存車に安く取り付けられる仕組みはないかと考えました。
池袋と福岡の事例では一般道を100km/h付近のスピードで走行しているようです。
そこで、
1.一般道では法定速度+アルファしか出ないようにする。
2.高速道路・自動車道では100km/h+アルファしか出ないようにする。
というシンプルな仕組みを考えてみました。
第一案:
最近の地図データには制限速度が入っているものもあり、
・専用の地図データを入れたGPS装置。データないところは60km/h+アルファで固定。
・その装置により制限速度+10km/hMAX程度で電子制御スロットルにリミッターかける装置。
・GPSだけだと高速・高架下道路の区別がつかない可能性が大なので、ETCと連動させて高速乗ったら100km/h+アルファに電スロを制御する装置。
を連動させれば2万円程度で電子制御スロットルの車なら取り付けられる可能性があると思います。
一般道で法定速度+アルファしか出ないようにするだけで悲惨な事故は減る可能性があります。
第二案:(これが本命かも)
もっとシンプルに考えれば、
・GPSも使わず60km/hプラスアルファに制限。
・ETC利用で高速道路・自動車道の料金所に入って出るまで100km/h+アルファに制限ゆるめる。
これだけで普通の高齢者ドライバーには十分かもしれません。
これならETC装置+制御ソフトウェアだけで可能かも。
ちなみに380馬力のTC380で会社から家まで結構元気に夜間走ってデータロガーによると最高速度は64km/hでした。
新車を買わなくても電子制御スロットル付きの車なら低コストで実現できる可能性があります。
いろいろ考えてやらないよりは、やってみてから考えたほうが良いと思います。
これで利益を得るようなことは考えず、社会貢献の一環として作ってみたいです。
たとえばこのブログ上でオープンに構想を組み上げていって、メーカーさんに提言して実用化に持っていくとか。
これは実現させたいです。
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コメント
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STELLA55さん、こんばんは。
この問題のご提起、とても興味深いです。
「私だけは大丈夫」ではないので、全てのドライバーが真剣に考える必要があります。
少なくとも池袋の事故のプリウスに限らずここ数年以内のクルマにはブレーキオーバーライドシステムがあるはずですから、ドライバーの言うところの「アクセルが戻らずブレーキを踏んでも効かなかった」は有り得ません。
クルマの異常ではないことは既にわかっており、運転者がブレーキではなくアクセルを踏んで加速したことに起因する事故であることは明らかですから基本的に市街地では60km/h以下に抑えるという案は大きな意味があると思います。
ETCからの入力がクルマに入っていれば高速道路と一般道の区別は可能で速度の制御ができそうですね。
ところで福岡の事故を受けて、もし運転者が気を失うなどでアクセルを踏みっぱなしになりクルマが暴走しだしたら同乗者はどうするかという話も目にします。
助手席からできることはシフトレバーを動かすことですが、高速走行中に「P」や「R」に入れようとしてもドライブバイワイヤのクルマはおそらくは保護回路があって入らないと思います。
唯一可能なのは「N」に入れることで、駆動力をゼロにして慣性だけで走らせることで被害を多少なりとも少なくできると思います。
AT車で「N」に入れることは私も何年もやったことがありませんが、B4は「D」から上に動かせば「N」に入ります。
しかしこのところ高齢者の事故の主役になってしまったプリウス系ではこれは簡単に行きません。
「N」に入れるにはシフトスイッチを手前に倒して二秒間保持しなければ入らないのです。
取扱説明書だけではなく、新車ではウィンカーレバーに下げてある操作説明書にも記載されていますが、このことを知っているオーナーさんがどれだけいるか疑問です。
私も先日走行中に試しに「N」に入れようとして入らないので不思議で取扱説明書を読んで初めてわかりました。
また電動パーキングブレーキ装着車には、このスイッチを引き続けることでブレーキオーバーライドと同じようにスロットルが閉じてブレーキがかかるクルマもあるそうです。
スバル車もそうかも知れません。
もし何らかの原因、例えば米国で起きたフロアマットがアクセルを押さえつけて、ブレーキも物理的に踏めない状態になったとしたら電動パーキングブレーキのスイッチを引き続ければスロットルは閉じてブレーキがかかるということになります。
B4なら助手席からも電動パーキングブレーキのスイッチは引けますので、同乗者に話しておいて損はないなと思いました。
投稿: MABE | 2019年6月 9日 (日) 21時42分
MABEさん
貴重な情報ありがとうございました。
プリウス、ニュートラルにするのが難しいのですね。
シンプルさではハンドブレーキ>足踏みブレーキ>電動パーキングブレーキで、これも引き続けるなんてパニック時はできないかもしれません。
奥様にきちんと伝えておくのは大切ですね。
100年を経て自動車の操作系ほぼ標準化されたのに、また百花繚乱になってしまうかと思うと、「大丈夫かなぁ・・」と少し心配になりました。
投稿: STELLLA55 | 2019年6月10日 (月) 19時44分
STELLA55さん、MABEさん
お二人のご意見、大変勉強になります。
GPS連動が一番スマートですね。GPS無しでスピードリミッターを付ける事はさほど難しい作業ではありません。貨物車の分野では大型は90キロ義務化されておりますし、法令化された当時は機械式のスピードリミッターを後付けしておりました。最近では物流会社の内規で4tクラスにも80キロの制限を付けている車両もあります。(販社)で設定作業するようです。
また、同乗者がいる場合に有効な手動緊急ブレーキを後付けすることも考えられますが、同乗者自身もとっさの判断が出来るように日頃から訓練しておく必要があります。路面状態やその時点での速度によりかえって危険な場合もありますが、運転者に意識がなく突入状態の極限ではまずどうにか減速させなくてはなりません。田舎の方では自爆となりますが昨今の事故のように都市部の場合巻き添えとなり大変痛ましい惨事となってしまいます。もちろん事情があって運転されていたのだと思いますが、MABEさんおっしゃるようにみなさんアクセルが戻らなかったと言われます。自分を正当化されるのでしょう。やはりGPS連動もしくは、最近のクルマに装備されておりますが、カメラで交通標識を認識させ、リミッターを作動させるとか。このシステムは後付け厳しそうですね。
投稿: HAZ | 2019年6月11日 (火) 13時29分
STELLA55さん、HAZさん、おはようございます。
ここ一週間でもアクセルとブレーキの踏み違いによる事故が起きています。
池袋の事故でも容疑者は昨日になってようやく「最初の接触でパニックになってアクセルをブレーキだと思って踏んだかもしれない」と供述しています。
思うのですが、MTなら踏み違いはおそらく起こらないのではと思います。
MTでブレーキを踏むときは右足はブレーキ、左足はクラッチで両方踏み込みますから、仮に間違えて右足でアクセル、左足でブレーキを思いっきり踏めばブレーキオーバーライドでスロットルは閉じてブレーキが優先されるはずです。
前進と後進の間違いもMTで起こらないとは言えませんが、リバースギアに入れる操作は一速に入れるのとはかなり違いますのでこれも起こりにくいかなと思います。
ATに比べて危険なのはサイドブレーキのかけ忘れ、かけ方不十分ぐらいでしょうか。
農業を営む年配の方が多く運転されるMTの軽トラでこの種の事故を聞かないのはMTならではこの操作がその理由ではないかと思います。
昨今の事故で思い出しますのは2016年に米国で借りたクライスラー200のシフトダイアルです。
https://www.thecmagazine.com/?p=1307
D、N、P、Rという誠に米国的なシンプルさは良いのですが、どのポジションに入れるにも回すだけで、押して回すなどは不要あり、またとても軽く回るので、無意識に手で触っただけでも意図しないレンジに入りそうでした。
これでDとRの選択違いがないというのは不思議です。
クライスラー200には電動バーキングブレーキがありましたが、大型のRAM1500などはこのシフトダイアルに足踏み式パーキングブレーキですので、Pに入れたつもりでNのまま、さらにパーキングブレーキを踏まない癖のあるドライバーがクルマを離れてクルマが動き出す事故がかなり多く、NHTSAが調査に入ったという話も聞きました。
やはりクルマはクラッチを踏んで一速、アクセルを徐々に踏みながらクラッチをつないで発進、停まるときはブレーキを踏んでクラッチを切って停止、エンジン停止、サイドブレーキをギュッが一番安全なのかもしれません。(笑)
投稿: MABE | 2019年6月14日 (金) 10時09分
HAZさん、MABEさん
TC380のデータロガーで速度履歴を見ると街中では片側二車線の国道も含め、ほとんど65km/h以下で走行しているのがわかりました。
高速でも110km/h以下がほとんどで、普通に乗る分には65kと110k制限で十分だと確信しました。
家族用に制限解除カードを刺せばノーマルに戻る機能を付ければ、
・ETC受信機・制御装置(解除カード)
・OBDⅡ接続で速度情報により電子スロットル開度制限プログラム・制御装置
で二万円以下で後付可能かも。
これなら75歳以上には行政支援でもつけられるような。
池袋や福岡の事故のように100km/hで突っ込むような場合、65kリミッターならブレーキ踏みなおすこともできたかもしれません。
トラックのシステムはまだまだ進歩するでしょうし、アイサイト様のシステムも完璧に近くなるでしょうが、既存の車に安くつけられることを第一に考えました。
最近の車の内部操作系意匠競争は本当に困ります・・・。
田舎の高齢者の軽トラックは・・・大したものです。
おっしゃる通りMTに乗って出てこられることだけで最低限の運転基準はクリアしているということかもしれません。
そういえば私もマニュアル車運転時のヒヤリハットはほとんどありません。
運転時の集中が良いようです。
投稿: STELLA55 | 2019年6月18日 (火) 15時30分