Cold Warとセンチュリーシリーズ。
冷戦。
よくまあ核戦争が勃発せず人類が生き残ったものだと展示を見て思いました。技術的狂気の時代。
今回は米本土を守ったセンチュリーシリーズ戦闘機。
最初はマグドネルF101 ヴードゥー。アラスカでソ連爆撃機と対峙しました。初飛行は1954年。
のちのマグドネルF4ファントムの面影が既にあります。
米本土防衛用のF101が搭載していたロケット弾。AIR2 ジニー。
これは・・・核ロケット弾です。1.5kt、射程6マイル。
こんなのぶっ放したら発射機も無事ではないような・・ん~狂気だけど1メガトンの水爆を基地や大都市に落とされるよりアラスカ上空で迎撃したほうが良いのか・・・。
コンベアF102 デルタダガー。初飛行は1953年。
米本土自動要撃システムにより半自動で邀撃するシステムの構成要素として作られました。
しかしまだ理想に技術は追いつけず、機体設計、システム設計共に中途半端となりました。
ファルコンミサイル。まだ性能も不十分でもし大挙してTu95が飛んできたらどうなったか・・・。
F102から改良されたコンベアF106 デルタダート。マッハ2級。
これが1956年に初飛行。冷戦時代の技術進歩恐るべし。
随分と実用的になったスーパーファルコンミサイル。前はセミアクティブ電波誘導、後ろは赤外線誘導。
自動要撃システムとの連携も成功し、幸い実戦はありませんでしたが長くアメリカ本土防衛の任にありました。
他には最初の超音速機ノースアメリカンF100スーパーセイバー、日本や西ドイツで活躍したロッキードF104スターファイターやベトナム戦争で有名なリパブリックF105サンダーチーフがありますが今回は撮影してきませんでした。
センチュリーシリーズ、トライ&エラーの苦労が機体から染み出ているようで、大好きなのです。
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コメント
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STELLA55さん、おはようございます。
これらが全部実機だなんて、本当にすごいです。
おっしゃるようにセンチュリーシリーズはチャレンジの連続だったのではと思います。
それだけに犠牲も多かったと読んだことがあります。
戦闘機にウィドウメーカーは多いと聞きますが、F-101 Voodooもそうだったとか。
操縦の難しい機を乗りこなす気概と勇気のあるパイロットたちが多かったんだろうなと感慨深いです。
センチュリーシリーズではありませんが、私はF-111が好きです。
機体のシルエットが大きく変わる可変翼を超音速機に使うという機構的な難しさが何とも好きで、同じような機構を持つMIG-23もお気に入りです。
プラモデルを作って主翼を動かしては悦に入っておりました。(笑)
しかしその後はカナードを装備したCCV機が開発されて複雑な機構の可変翼はメリットがなくなったとか。
イスラエルにIAIクフィルC2という機がありましたが、ミラージュにカナードを付けたような機でこちらも非常に興味を持ってみておりました。
今は日本がとうとうあのSTOVL機のF-35Bを導入することとなり、センチュリーシリーズのような人間味がなくなったような気がしております。
投稿: MABE | 2019年9月 8日 (日) 09時20分
MABEさん
戦闘機に関する御見識、素晴らしいです。
センチュリーシリーズの冷戦の厳しさを表すような危うさ良いです。
F111!私も大好きな機体で、オーストラリアが退役機を砂漠に埋めたのには驚きました。
性能優先で危険な素材でも使っていたのでしょうか。
クフィルもエリア88での活躍、開発ストーリーなど記憶に残ります。
F35B!パカパカと変形ロボットのような機構と実用性をどうやって両立したのか不思議であります。
いずもでの離着艦見たいです!
投稿: STELLA55 | 2019年9月11日 (水) 15時10分